■Brand : Vostok
■Style Name : Retro "K-43" Russian Military Watch
■Model Year : 00's
■Case diameter : Width 4.2cm
■Band Type : Stainless Strap -20mm-
■Color : White × Black
■Movement : Mechanical (Automatic)
当店ではお馴染みになっているロシアの時計メーカーVostok社（ロシア語表記“Восток” : ボストーク）の腕時計が入荷。
ソビエト時代は軍公式腕時計の生産の大半を担っていた多くの軍人に愛された時計メーカーです。
21世紀に入ってからボストーク社は、“PETPO”（RETRO＝レトロ) コレクションという1940年代型の復刻ラインナップを発表。
このモデルはステンレス製で限られた量しか生産されず、コレクターを狙って発売されたものです。
この「K-43」モデルの原型となるのは第二次世界大戦時、ソビエト連邦軍のために作られた軍用スペック腕時計”Kirovskie” (キーロフスキー) です。
生産工場はソ連軍の納入指定工場の元祖となる、モスクワ第一時計工場。
モスクワ第一時計工場（First Moscow Watch Factory）＝「1MCZ」と略されます。
モスクワ第一時計工場は1930年にスターリンの指示によりソビエト連邦国営工場として設立。
1935年、モスクワ第一時計工場は1934年に暗殺された革命家「セルゲイ・キーロフ」を記念してキーロワ “Kirova” (Кировa)というブランドを創設。
そのKirovaがソ連軍に軍用時計として最初に納入したのがモデル”Kirovskie”「キーロフスキー」です。
写真は1938年、第二次世界大戦時のソ連兵。
腕に確認できるのが、このモデル”Kirovskie”「キーロフスキー」です。
正確にはKirovskie Type-1 「K-43」というミルスペック名になります。
懐中時計のようにゴツい風貌が特徴。
また無刻印で数字インデックスのみ配したシンプルなデザインと左端に配置されたスモールセコンドが特徴です。
写真のタイプはコブラ針のモデルになりますが、コブラ針ではなく通常の黒針であったり、モスクワ第一時計工場の1MCZのマークがフロントに入るものなど、細かな違いでこの Type-1 「K-43」は数種類存在します。
第二次世界大戦時の1930年代後半から40年代中頃にかけてソ連軍に納品されていたようです。
その復刻ラインナップとして発売されたのが今回入荷のVostok社のRetro "K-43"モデルです。
オリジナルを意識しての直径42mm (リューズを除き) × 厚みは12mmにもなるビックフェイス。
それに伴いベルト幅も20mmを採用。
"31 jewels"と人工ルビーを31石使用。
また、オリジナル同様に10時の位置に「スモールセコンド」(時針や分針がある中心軸からは独立した位置にある秒針)が配置されております。
ケースはステンレススチール、風防はミネラルガラスを採用。
ベゼル側面はコインエッジになっております。
やはり現代の時計ということもあり、使用されている素材や技術はオリジナルより格段にアップグレードされております。
インデックスと長針・短針に蓄光材が塗られておりますので、夜間にもパフォーマンスを発揮します。
・31時間パワーリザーブ
パワーリザーブとは「動作持続時間」を意味し、機械式腕時計のぜんまいバネが最大限巻き上がっている状態から、どの程度の時間を動作させることができるのかを言います。 この時計はパワーリザーブ31時間なので、ぜんまいバネを巻ききった状態で、約31時間は時計が稼働します。自動巻き時計ですが手巻き式時計と同じ要領でリューズを巻くことが可能です。
また、Shockproof (耐衝撃)・50m防水 (5気圧防水＝水仕事や水泳・ヨット・釣りなどの水上スポーツに耐えられるレベル)と申し分のない機能性が備わっております。
ステンレスベルトは留め具の位置を変更出来るタイプ (マイナスドライバーなどを使ってテコの原理で留め具を開閉できます。) なので個々人の腕周りに対応できる仕様です。
精度も日差±0分と抜群です。(秒単位の誤差はご了承下さいませ。)
【Condition】
S :
新品 (箱付き)
« VINTAGE CONDITION RANK »
S : デッドストック-新品
A : 年代を感じさせない綺麗なビンテージ品
B : 年代を感じさせる傷・汚れが多少あるが目立たないビンテージ品
C : ビンテージ品特有の傷・汚れがみられるが使用に問題のない商品
D : 傷・汚れのひどいビンテージ品
