■Style Name : Royal Air Force "MK3" Cold Weather Aircrew Jacket
■Model Year : 2001
■Color : OD
■Size : 7 (身幅61cm 肩幅50cm 着丈65cm 袖丈64cm)
英国王立空軍 (RAF＝Royal Air Force) の名作"MK3"が入荷。
イギリス軍版の"MA-1"とも言えるフライトジャケットの名作です。
"MK3"は、RAF (イギリス王立空軍) が航空機・ヘリコプターの乗員用に1960年代から2010年までのなんと50年もの間、長期間採用していたフライトジャケットです。
2010年頃を目安に、"MK3"に改良が加えられた新型"MK4"へと引き継がれました。
50年もの間、MK3はそのデザインや形状をほぼ変えずに採用されてきたわけですが、それほど当時から完成度の高かったフライトジャケットと言えます。
このジャケットはなんといっても生地感がすばらしいです。
高密度に織られたコットンギャバジン素材が採用されており、しなやかさとぬめりのある独特な質感が特徴的です。
ベンタイルと非常に良く似ており、RAFのスモックパーカを思わせる光沢のある非常に良い質感の生地です。
機能的にもベンタイルと同じ防水・防風素材です。
また裏地を見るとコットンポプリンの総裏地が張られており、非常に凝った作りである事がうかがえます。
なめらかでさらっとした肌触りのため、とても着心地がよくまた脱着も容易でミルスペックらしい理に適った高機能素材です。
デザイナーズブランドも幾度となくサンプリングしてきたUKミリタリーの名作とだけあって、細かなディティールやギミックも洗練されております。
特徴的な大きい襟にはチンストラップが付いており、襟を立てて止めることで風の侵入を防ぎます。
また、フロントはジップとボタンのダブル開閉式になっており、ジップ部を完全に覆うように比翼仕立てにすることで風を完全にシャットアウトしてくれます。
この大きめの襟とボタン位置が中心から少しずれるアシンメトリーな比翼デザインがこのフライトジャケットの特徴であり、デザイン面で高く評価されているポイントでもあります。
また、アクセスしやすい腹部位置に付けられた大容量の「ハの字スラッシュジップポケット」も、実用性とデザイン性を兼ね備えた仕上がり。
左袖にはパット入りの「ユーティリティーポケット」 (ペンホルダー) を装備。
袖口はベルクロのアジャスターで調整可能で風の侵入を防ぎます。
背面襟下には「収納式フード」も搭載されており、アノラックのように首元を完全に覆うことができます。
背面内側の下部にはベロクロ開閉の通称「ビーバーテール」が付いております。
これはパラシュート降下時にバタつきを防ぐために背部から取り出し前面に渡し着用するものです。
ボタンは全て「パラシュートボタン」を採用。
空挺部隊が降下中にボタンがパラシュートなどに引っかかっても切れる心配がないように軍が開発したボタンです。
通常のように糸を使用しないことで糸が絡まることもないので脱ぎやすさも考慮されております。
インサイド下部ウエストにドローコードが付きます。
フィッティングを向上させる目的ですが絞り上げることで腰回りをタイトに魅せる事ができます。
このように実用性を研ぎ澄ませたハイスペックな作りであることがうかがえます。
サイジングもフライトジャケットならでのショート丈になっております。
これはコックピットに座った時に裾が干渉しないように動きやすさを考慮してです。
この丈感により身幅にゆとりがありながらもミリタリーウェアの野暮ったさを上手く抑えてくれています。
この洗練されたサイズバランスもこのジャケットが人気な理由の一つです。
綺麗に残ったタグを見ればお分かりの通り、コンディションも使用感の少ないミントコンディションです。
スレや色褪せ等見られません。
袖先に一部黒いオイル痕が見られますがカラーが暗めのOD色なのでさほど気にならないかと思います。
RAFにおいて生産数・実供給数が非常に少なかったとされるUKミリタリーのコレクタブルピース。
年々減少の一途ですのでこの機会に是非。
【Condition】
A :
使用感の少ない綺麗なコンディションです。
« USED CONDITION RANK »
S : 新品
A : 使用感が感じられない美品
B : 多少使用感があるが、目立った汚れ・ダメージのない商品
C : 使用感があり、多少汚れ・ダメージがあるが着用に問題のない商品
D : 汚れ・ダメージのひどい商品
