【AtLast&Co】
元TENDERLOIN (テンダーロイン) のデザイナー辺見馨氏がオープンしたショップ "TIMEWORN CLOTHING" (タイムウォーンクロージング)。
そこで展開するブランド "AtLast＆Co" (アットラスト)は、旧き良きアメリカが辺見氏のフィルターを通して忠実に再現された武骨で泥臭いクラシッククロージング。
その一点一点のクオリティーの高さから辺見氏の妥協無き物作りへの姿勢が感じられる。
■Brand : TIMEWORN CLOTHING × 白山眼鏡店
■Style Name : "DEFENDER" Round Eyeglasses -Made in Japan-
■Color : Silver
■Size :レンズ横幅48mm × レンズ縦幅48mm、フロント横幅13.1cm、テンプル14cm
■Price : 定価41,800円 (税込)
Timewornclothing × 白山眼鏡店のモデル"Defender"になります。
このフレームのデザインは、ビンテージフレームが元ネタになっております。
それが1930年代、American Optical (アメリカンオプティカル) 社初期の名作 "FUL-VUE"「フルビュー」です。
※ "FUL-VUE"「フルビュー」
"FUL-VUE"「フルビュー」とは、1930年に、American Optical (アメリカンオプティカル) 社が商標登録した新たなスタイルの眼鏡フレーム。
ヒンジをフロント上部に配置したことで、テンプルによるサイドの視界の妨げがなくなり、すっきりと開けた視界を実現。
視界が開けたことにより、1930年代の自動車の爆発的普及に伴って、当時のモータリゼーションで爆発的に普及。
1930年代から40年代にかけてアメリカで大流行します。
その後、Bausch&Lomb、SHURON、Art Craftなど他社もこぞってこのフルビュー型をリリースし、AOにライセンス料を支払い、"FUL-VUE"「フルビュー」モデルをリリース。
ブリッジ裏には必ず"FUL-VUE"と刻印を打つことを義務付けられたのでした。
当時は階級の高いものしか手にすることのできない嗜好品であったようで、その一点一点が職人によるハンドメイドで丁寧に仕上げられております。
この1930’sのAO "FUL-VUE"を細かなディティールに至るまで忠実に蘇らせたのがモデル”Defender”になります。
フルビューの特徴であり最大の魅力であったメタル彫金ブリッジが見事に再現されております。
当時のものと同じく、とても重厚感があり頑強な仕上がりになっております。
また、このモデル"Defender"のこだわりが感じられる点はその素材にもあります。
当時のフルビューは、ノーズパッドに、"Bakelite"「ベークライト」という素材が使用されておりましたが、"Defender"も同素材を使用。
※ "Bakelite" 「ベークライト」
"ベークライト"とは、1907年に開発された最も古い人工プラスチック。
アメリカ合衆国の化学者 L.H.Baekeland (レオ・ヘンドリック・ベークランド) の名にちなむ。
1910年から、ベークライト社によりこのプラスチック樹脂の工業化がスタート。
耐酸性、耐熱性に優れた素材として、眼鏡の鼻パッドやテンプルモダンに1940年代まで利用されておりましたが、その後1950年代からはベークライトは使われなくなりました。
この1940年代の眼鏡までに見られたビンテージ素材 "Bakelite"「ベークライト」が"Defender"にも使用されているのです。
鼻パッドとテンプルモダンの両部分に使用されております。
これはビンテージフレーム好きにはたまらないポイントであり、なによりベークライトの色合いがとても美しいです。
レンズも1970年代まで主流であり、フルビューにも搭載されていた「ガラスレンズ」の風合いに近づけるため、プラスチックレンズに立体カットを施しております。
そのままガラスレンズを入れると重いので軽量のプラスチックレンズにガラスレンズの風合いをプラス。
レンズの淵を斜めに削り立体感を出すことにより、当時の分厚いガラスレンズのような表情になっております。
当時の古き良きディティールを最大限まで追求し、現代にモダナイズした究極の1本になります。
【Condition】
S :
新品 (ケース・クロス付属)
« USED CONDITION RANK »
S : 新品
A : 使用感が感じられない美品
B : 多少使用感があるが、目立った汚れ・ダメージのない商品
C : 使用感があり、多少汚れ・ダメージがあるが着用に問題のない商品
D : 汚れ・ダメージのひどい商品
